specht’s blog

主に漫画の感想を

ユーリ!!!on ice

人に勧められて見てみた。BLアニメと見せかけて違う、と見せかけてBLアニメである。タイトルからユーリと勇利のライバル的なBLが展開されるのかと思いきや、どうしてどうしてヴィクトルと勇利のちょっと行き過ぎた師弟愛の物語である。途中のキス(的な演出のしてある)シーンは違和感なく見れたが、ペアリングは流石に笑ってしまった。せめて首から下げるとかならともかく。あの瞬間に、自分の中で二人の間柄が広義の愛から狭義の愛へと近づいた。しかしまあ、なんにせよ愛の話である。途中途中のサブキャラの愛もいろいろな形があって面白かった。特にギオルギーは最高。

それから、通常時は言わずもがなスケートシーンの作画も素晴らしかった。普通ならCGを多用しそうだがほぼ手書きでいったのはなかなかすごい。また、勇利がショートの最初でヴィクトルの方を振り返るときの顔が毎回違うのも二人の関係性の変化と勇利の成長が見て取れていい演出だった。

というわけで文句なく星5つ。

★★★★★

BARTENDER/テンペスト

「BARTENDER」

★★★★

酒好きにはたまらないカクテル漫画。行く金も度胸も資格もないが、銀座のオーセンティックバーの扉を押したくなってしまう。辛いこと、悲しいことがあったとき、子供なら泣いて家に帰れば親が慰めてくれるだろうが大人はそうもいかない。バーは傷ついた大人達を休める止まり木なのだ。しかし主人公の過去についてそれっぽい伏線を張っときながらほぼ回収せずに終わったのはいただけない。せめてヒロインとの関係か何かで一区切りをつけてほしかった。

 

 「テンペスト」阿仁谷ユウジ

★★

最初の方をライン漫画で読み、面白そうだと期待して続きを読んだ。面白くはあったが正直期待したほどではなかった。なにより途中で何をしているのかよく分からなくなってくる(絵のせいもある)。もう少し短く削ったほうが勢いがあって良かった。もっとも女性向け漫画だから冗長な心理描写はご愛嬌かもしれない。

 

 

彼方のアストラ

前記試験も終わったことであるから安心して更新ができる。

今回からは★もつけていこうと思う。

 

「彼方のアストラ」篠原健太

★★★★★

全5巻。「近年稀に見る」レベルの良作。ジャンプ+連載というのもかえって良かったのか、無意味な引き伸ばしなどもなく非常にきれいにまとまっている。この長さであるにも関わらずメインキャラ9人の掘り下げも十分、ギャグも程よく合間の4コマもクオリティが高い。伏線回収も見事で本当に非の打ち所がない上内容的に万人に勧められるというのがこれまたポイントが高く、今おすすめの漫画をあまり仲良くない人に聞かれたならば間違いなく1番に上げたい作品だった。

 

おおきく振りかぶってひぐちアサ

★★★

てっきり完結済みと思っていたらまだまだ続くようで本当に驚いた。かなり前からある作品だったと思うが…?展開が丁寧なので仕方ないといえば仕方ない。科学的なメンタルトレーニングなど豆知識としても興味深く、リアリティもあり(というより強さのインフレが起こっていない)キャラクターも魅力的で面白い。惜しむらくは帽子をかぶるとキャラの見分けがつきにくくなる点か。

血界戦線(1)~(4)

 二次試験前なので漫画は自重していたが、つい読んでしまったのでレビュー。

 全く関係ないが、センターが良すぎて志望校が今ひとつ望まぬ方向に変わってしまった。まあ自分が志望よりも二浪回避を選んだというのもある。センターが悪くて志望を落としたというのはよく聞く話だが、良くて落とした(学部からして変わったのでなんとも言い難いが、少なくとも大学のグレードは落ちた)という話は初めて聞いた。金銭的にも立地的にも親は万々歳だろうが…。浮いた金が私のところに来るならこっちだって喜んで行くが来ないのは目に見えている。我が春の行方も知らぬ受験前 それにつけても金の欲しさよ。将来は稼ぎまくって子供にはいくらでも払えるようになってやろうじゃないの。

 

血界戦線(1)~(4)」内藤泰弘

どうもノリが寒い。いや、寒いまでは行かないかもしれないが今ひとつピンとこない。好みの問題だろう。それぞれのキャラクターや設定、雰囲気、どれも嫌いではないのに不思議だ。やっぱり必殺技の名前がダサい(あくまでも個人の感想)のが主な原因かな。とりあえず十巻までは全部読んでみようと思う。

亜人(1)~(11)/ノゾキアナ

流石にセンター前は漫画は読まないでおこうと思い、一週間更新をやめた。べ、別に忘れてたわけじゃないんだからねっ///

ちなみにセンターは9割1分ちょいで自分的には大成功。まあこのくらいの人はいっぱいいるだろうけど。しかし我ながら本番に強いなあ。

 

亜人(1)~(11)」桜井画門

そういえば完結したんだっけと思って読んだらしていなかった。勘違いだった。これでは続きが気になってしまうじゃないか!それが嫌で完結済みのを読もうとしたのに間違えたのでは世話無い。それはともかく、まず絵の感想として目がいい。漫画らしいポップな大きさの目なのに立体感があってややリアル寄り、そのバランスがすごく好み。ストーリーは主に佐藤との戦闘だけで進んでいるようなものだが、その戦闘シーンも不死身の亜人であることを活かしたオリジナリティのあるものとなっている。主人公がウジウジしないのも好印象。しかもきちんとここぞというときの熱さや多少の欠点も持ち合わせているあたり本当に優秀である。作品全体としても、なんだかこう、優秀という言葉がピッタリ来るような感じだった。多分目立ったアラがないからだろう。あとは、これがどう終わるのかが楽しみだ。

 

ノ・ゾ・キ・ア・ナ本名ワコウ

こちらは先程の亜人とは打って変わって主人公の城戸くんが延々とウジウジウジウジしている。まあ恋愛漫画でウジウジしなかったら即終わってしまうので仕方ないが…。それにしてもまあ城戸くんのモテることモテること。メインヒロインのえみるちゃんと早くくっつけばいいものを、あっちへふらふらこっちへふらふらするので読者は最後までやきもきさせられることとなる。城戸くんえみるちゃんへの恋心自覚するの遅すぎません?それから絵に関しては、最近女性作者のものばかり読んでいたせいもあるのかキャラクター、とりわけ男キャラの表情が豊かだと思った。女性の書く漫画(というよりは女性をターゲットにした漫画というべきか?)は基本的に小綺麗なので、それと比べるとだらしのない表情が実に上手い(笑)。この表情のバリエーションの豊かさは素直にすごいと思う。…ところで全然関係ないんですけど、えみるちゃんは脱ぎ過ぎじゃないですかね、いや、もう、こちらは全然構わないんですけれども、ええ、はい。

しまなみ誰そ彼(1)~(3)

 なんとなく久しぶりに初音ミクの初期の頃の楽曲を聞いたら、懐かしさに泣いてしまった。もう十年か、早いなあ。ボカロ界隈はカゲロウデイズあたりを堺に離れたのでそれから後の曲はほぼ知らないが、昔のほうがいい曲が多かったように思えるのは思い出補正なんだろう。

 

「しまなみ誰そ彼(1)~(3)」鎌谷悠希

キラキラ感はあるのに線がきちんと閉じて(バケツ塗りをしてもはみ出さないような)いて、目の描き方といい結構独特な絵柄だと思った。BL、GLが巷にあふれる今日この頃だが、意外と性的マイノリティそのものをメインテーマに据えているストーリー漫画は多くない。この作品は同性愛、性同一性障害、女装癖(?)等それぞれの悩みを一つ一つ丁寧にえぐり出していると思う。周囲の理解度が漫画にしてはかなり低めに設定されているが、実際現実もこのぐらいのレベルかもしれない。誰がホモらしいとかいうのはやっぱり噂になるしね。かくいう自分も理解があると言い切ることはできない、というよりマジョリティ側が自分は理解しているなんて言い切ろうものならそれこそ理解していない証になりかねない。悲しいかな当事者でない人間が自信を持ってできるのは黙っておくことくらいだ。ところで電通ダイバーシティラブによると日本には7.6%の割合でLGBTがいるらしい。左利きの人と同じくらいの割合だそうだ。そう言われれば確かに、LGBTの人を見かけるのは左利き用ハサミ(箸や鉛筆でなくハサミというのがミソで、わざわざ左利き用が置いてあることが少ないため左利きでも右で切れる人が多い。)を使う人を見かけるのと同程度の頻度である。黙って右利き用ハサミを使う左利きと、黙っているLGBTと、結構近い割合なんじゃなかろうか。なるほどよく聞くクラスに○人とかの数字の割に日頃存在が無視されているのも納得だ。無視というより忘れられているといったほうが近いかもしれない。………だいぶ話が漫画からそれてしまったがかなりいい漫画だった。椿くんのこれからが気になるところ。

攻殻機動隊(2)

プラネテスを読んで以降宇宙冒険ロマン漫画(少年漫画)が描きたくて仕方がなく、その設定の妄想ばかりしている。しかし何しろ時間と根性がないので描けない。春になったらきっと描く…!

 

攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL(2)」士郎正宗

失敗した。だいぶ前に1巻を読んだ記憶があったので2巻だけ立ち読みしたのだが、何しろ設定を忘れてしまっている上に立ち読みで急いで読むのでただでさえ難しい話がさっぱり頭に入ってこない。これは後日きちんと1,2巻を揃えて買ってそのときに改めて感想を書こうと思う。今の時点ではカラー絵がエロかったとしか言いようがない。いっそそこを語ろうかと思わなくもないが、とても長くなるだろうからやめておこう。